日本は高齢化がどんどん進み、高齢化社会となっています。介護サービスの需要が増え、今後もその傾向は続くと思われています。
保育園の待機児童問題はよく耳にしますが、近年では介護施設の入居待ち問題も珍しくありません。また、在宅介護という介護のあり方もポピュラーなものになって、住み慣れた自宅で暮らしながら必要な介護を受けるためにデイサービス施設に通ったり、訪問介護サービスを受けたりする高齢者も増えています。
介護が必要になっても住み慣れた自宅で暮らしたいというのは、誰しも同じ思いではないでしょうか。ただし、家庭の環境や家族の都合なども考えると、一番に希望する介護サービスを受けられるとは限りません。
こうしたさまざまなことを考えても、できるだけ心身が元気な状態を長く保つことが、高齢者が豊かな晩年期を過ごすために大切になります。
要支援・要介護への以降を可能な限り遅らせるためには、健康寿命を長くする必要があります。人は加齢とともに体のあらゆる箇所に不調を来すようになります。しかし、人によってその不調の差は歴然たるものです。健康寿命が長い人には、運動器の健康状態の良い人が多いです。
運動器は筋肉や関節、骨など複数から成り、どこか一つでも運動器の状態が悪くなると障害を引き起こします。この運動器障害を引き起こして日常生活に支障が出るようになることを、ロコモーティブといいます。ロコモとも呼ばれており、ロコモになると健康寿命が縮まっていくといわれているのです。
施設に入居するにしても、在宅介護を受けるにしても、そのスタートを遅らせるポイントはロコモ予防にかかっているといっても過言ではありません。ロコモと健康寿命の関係について言及されているおすすめサイト「ロコモって知ってる?」でも、詳しい情報を集めることができます。